私は2015年6月29日から禁酒しているので、約3年半、一滴もお酒を飲んでいません。
どうやって禁酒したか
私は『禁酒セラピー』という本を読んでお酒を辞めました。
禁酒セラピー [セラピーシリーズ] (LONGSELLER MOOK FOR PLEASURE R)
- 作者: アレン・カー,阪本章子
- 出版社/メーカー: ロングセラーズ
- 発売日: 2011/12/23
- メディア: 新書
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煙草も禁煙セラピーを読んで辞めましたし、私は禁酒、禁煙の方法を聞かれたらとにかくセラピーシリーズを薦めています。
これしか辞める方法はないと思っていますし(少なくとも楽に辞めたいなら)、そのくらいに思って読み始めた方がいいです。
禁断症状や辛さはほぼなかったですね。
私の感覚ですが、セラピーシリーズで辞めると、『飲むか飲まないかの二択で、今は飲まないを選択しているだけ』というのが連続でなんとなく続いているという感じです。
この先お酒が飲めないことに対する脅迫観念みたいなものは皆無です。
飲みたければ飲めばいいんじゃない?今はいいけど。
が気づいたら3年以上続いてる感じ。
禁酒を始めた理由
その1:時間
いろいろあるのですが、まず一番大きいところが時間ですね。
当時私がどれくらいお酒を飲んでいたかというと、一年365日毎日飲んでいました。
お酒は強くもなく弱くもないといった程度で、一日に缶ビール2本とハイボール3杯くらい飲んでいましたかね、平均すると。日によってはもっと飲んでいました。
毎日飲む人だったら分かると思うのですが、飲酒してる時間って、だらだら飲んでたら1日で3~5時間とか平気で使ってしまうんですよね。外に飲みに行けば朝まで、なんてこともありますし。
当時私は、したいことは多いが時間がないと思っていて、自分の自由な時間を増やしたいというのが理由の一つとして大きかったですね。
お酒を辞めて最初は暇で暇でしょうがなくて、「今までお酒飲んでた時間何しよう」とか考えていましたが、そんなことを考えるのは最初の一週間だけです。
すぐにその時間は自分のしたいことでいっぱいになって、それが当たり前になりました。
その2:お金
禁酒して買わなくなったお酒分の金額がそのまま自分のお金になります!
お酒って、毎日飲むような人だと結構な出費ですよね?
しかも、外で飲んだら普通に一万円とかするじゃないですか。車ならなおさらね。
それが全て自分のお小遣いとして使えると考えたら、全く禁酒を考えてなかった人でも多少惹かれるものがあるんじゃないでしょうか?
試しに、一度自分の一か月にかかる酒代を計算してみてはいかがでしょう。
その3:健康
飲酒にはさまざまな健康を害するリスクがあるというのは言うまでもありませんね?
毎日飲酒される方は、少なからず「このままじゃやばいかもなー。」なんて思いながら飲んでる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。私もそうでした。
禁酒すれば、そんなことはもう考えないでいいのです。ドキドキしながら健康診断に行くこともありません(他に心当たりがあれば別ですが)。
二日酔いで、翌日最悪の気分で起床することもありません。
メリットとデメリット
禁酒したことで生じたメリット・デメリットですが、まずメリットは禁酒を始めた理由がそのままメリットになると思うので、その他に感じたことを挙げていきます。
メリット
感謝される
自分の性格的な要素もありますが、私は自分が飲まなくても飲み会への参加が苦ではないため、ちょこちょこ飲み会へは行っていました。
自分は飲まないので、友人を車で家まで迎えに行き、そして帰りに家まで送って行くのですが、これがもうすごい感謝されますね。
お酒飲んでいた時の経験から、逆の立場で考えるとすごい気持ちは分かるのですが。たぶんめっちゃ嬉しいと思います(笑)
しかも、みんな「たくとは飲んでないからいいよ!送り迎えしてくれてるし。」なんて言いながら食事代も払ってくれたりしちゃいます。
私はお酒飲まなくても全然楽しめているし、送り迎えも全然苦ではないので、本当にいいことしかないなと毎回思います。逆に申し訳ないくらいです。
ダイエット
これも人によるとは思いますが、自分は禁酒を始めて痩せました。
半年で3キロくらいは自然と痩せた記憶があります。正直理由はよく分からないのですが、おそらく食べる量が減ったのと、多少規則正しい生活に近づいたのが原因だと思います。
それと、飲酒していたときは塩分を多く摂りがちになるため、しょっちゅう顔がむくんでいたのですが。お酒を辞めてからは全くなくなりました。
デメリット
胃が痛くなる
当時ネットで調べたところ、胃液が過剰に分泌されて胃が痛くなることがあるらしいです。まあ、一週間くらいでなくなりますが。
コーヒーをたくさん飲むようになった
私の場合はコーヒーをたくさん飲むようになりました。
カフェインは摂りすぎもよくないので、今はカフェインも辞めていますが(それはまたの機会に…)。
お酒辞めたというと、必ずなんで?と言われる不思議
煙草を辞めたことを話すと、だいたいの人が「偉いね!」なんて返してくれるのに対して、お酒辞めたと話すとほぼ確実に「なんで?」と聞かれます。「なんかやらかした?」とかね。
これ結構鬱陶しいんですよね(笑)
もちろん私は何かお酒で失敗したから禁酒をしたわけではありません。
禁酒してから、煙草はみんなが『辞めた方がいいもの』『いつか辞めたいもの』『人に迷惑をかけるもの』といった共通認識が出来上がっているのに対し、お酒に対してはその意識がかなり薄いんだな、と実感し、結構驚きました。
お酒は、飲むと気が大きくなってトラブルを起こすやつがいるし、飲酒運転で事故を起こすやつもいる、飲みすぎると急性アルコール中毒で命に関わる危険もある。煙草でそれらの効果はないから、十分お酒の方が危険で人に迷惑をかけると思うのですが。
飲酒してる人も十分臭いですしね。
ミニマリストと禁酒
ミニマリスト的な観点から見ますと、私は飲酒というものを断捨離し、代わりに時間をはじめとした大きな資産をたくさん得ました。
物以外にも、人生には無駄なものや非効率的なものがたくさんあると思います。
みなさんも、習慣の断捨離をして、自由な時間を手に入れてみてはいかがでしょうか。