ミニマリストの合理的な生活

30代男性ミニマリストが人生の最適解を追求するブログ

人生に大切な「逃げ力」について

こんにちは、ミニマリストたくと(@mini_tact)です。
 
 
今日は私の思う「逃げ力」について話そうと思います。
 
「逃げ力ってなんだよ?」ってことだと思うんですけども、その言葉のまま物事から逃げる力、逃げたいことから逃げることができる力です。
 
この「逃げ力」があるかないかで人生は大きく変わっていきます
 
 
 
最近は「好きなことで生きる」「好きなことを仕事にする」という言葉をよく聞きますし、その流れが強くなっていると感じます。
 
先日読んだ本、堀江貴文氏と西野亮廣氏共著の「バカとつきあうな」では、「我慢を美徳にしたがるバカ。」という項目でわざわざ我慢をする人たちに対して言及していました。
他の堀江貴文氏著書の多動力でも、仕事が嫌なら辞めればいいと書かれています。
 
 
それではそれを実際に行動に移せる人が世の中にどれくらいいるでしょうか?
きっとあまりいないと思います。
 
 
 
理由は様々あると思います。
仕事を辞めたくても、生活費や家賃を稼がなければいけなかったり、家族を養わなければいけなかったり、将来の金銭的な不安があったり。
 
また年を取ってくると親の年齢も上がってくるし、自分の再就職も難しくなってくる。
いつ病気やケガをするか分からない。いつまでも健康でいられる保証はない。
あらゆるリスクを考えると、今の仕事が嫌でも、本当にやりたいことでなかったとしても、なかなかそこから離れるという選択ができない気持ちはよく分かります
 
私もそんな不安から「逃げ力」のない人間の一人ですから。
 
 
 
特に私が逃げ力がないと感じるのは、「それなりに要領のいい人間」に多い気がします。
 
変に要領がいいが故に、それなりに仕事をこなせてしまい、普通にしていれば特に怒られることもなく、仕事ができるからそれなりにありがたがられ、ありがたがられるから多少のやりがいは見つかる。
本当に嫌になれば辞めるんだけど、それなりに忍耐力もあるから多少のことは耐えれてしまう。
 
そんな風に、それなりに毎日をこなせてしまうから、今自分がしていることが本当にやりたいことでなくても特に疑問を持たず過ごせてしまう。
 
と言うより、多少の疑問を心の奥に感じていても、別の理由を探して今の自分を肯定することが巧みにできてしまう。
要領のいい人は自分を騙すのもそれなりに上手いのかもしれません。
 
 
私は自分を含め、そのように変に要領がいいからこそ時間を無駄に浪費してきた人を何人も見てきました。
 
 
要領のいい人というのは、そんな「リスクを取りたがらない人」です。
リスクは最小限に抑えるべき。リスクはなるべく取るべきではない。
そう信じて生きてきた人たち。そしてそれはある意味正しくて、ある意味間違っている。
彼らはリスクを最小限に抑えてきたお陰で、特に大きな失敗はなく、そして大きな成長や変化もなかった。
 
つまりは「器用貧乏」ということなのですが。
 
 
 
そんな人たちも、時には何かのきっかけで仕事を辞め、そのときに思いの外ストレスがなくなり、「こんなことなら早く仕事を辞めるんだった」と感じたことがあると思います。
 
仕事じゃなくても、学校だったり、部活動だったり、習い事だったり、恋愛だったり。
本当は「何か違うな」と感じているのに、「続けられてるから」「始めたばかりだから」「お金をかけたから」「時間をかけたから」「途中で辞めたら恥だから」
あらゆる理由を自分で自分にあてがって、今している嫌なことを続ける人は多いです。
が、辞めてしまえばなんてことはないことがほとんどです。
 
 
辛いなら、いっそのこと逃げてしまえば人生は変わる。
そんな場面は以外に多いのです。
 
 
「辞めたところで他にやりたいこともないから」
そんな声も聞こえてきそうですが、いいんです。
これは「逃げ力」の話ですから。
これからすることは「逃げる」ことなんですから。
「嫌だから」「辛いから」「ストレスが溜まるから」そういう理由でいいんです。
むしろ「危険を察知したからその場を離れる」という、動物として一番本能的な部分ではないでしょうか?
 
今いる場所から離れることにポジティブな理由は別に必要ないのです。
例えば「他にやりたいことがあるから」「キャリアアップのため」
そういったポジティブな理由があった方が動きやすいのは確かです。
が、今いる場所から離れるという行為自体は何も変わりません
 
 
嫌なこと、辛いことからはさっさと逃げて次を探す
その方が自分の幸せや居心地のいい場所にたどり着く可能性は圧倒的に上がり、そのスピードも早いです
今の辛い状況をただただ我慢して、自分好みの環境になるのを待つよりは遥かに効率がいいですし、待っていても事態が好転する保証はどこにもありません
 
 
 
私は「人生ストレス溜まったら負け」という言葉をよく使います。
ストレスが溜まると免疫力が下がり病気になりやすくなりますし、
肌荒れなどが起き、自分の見た目も劣化します。
ストレスを溜め続けて心の病になってしまうこともあります。
本当にストレスを溜めていいことは一つもありません!
 
誰でも一度は、辛いことを耐え抜いたとき自分自身を「よく頑張った」と褒めたことがありますよね?
 
本来ならば、辛いことが起きたら一目散に逃げることができたとき自分を褒めてあげるべきです。
ストレスというものを感じることなく、自分のことを守ることができたのですから。
 
 
 
世の中、「こんなところ続ける方がバカ」と言えるような会社がたくさんあります。
それは私も身をもって体験してきました。
 
「付き合う方がバカ」というような人間もたくさんいます。
 
逃げずに我慢をしている人には「合わせられない自分が悪い」「自分の我慢が足りない」など、自分を責めている人も多いです。
気持ちは本当によく分かるのですが、だいたいの場合相手が悪いです。
耐え難いのならば今すぐに逃げてしまいましょう。
 
 
本当に自分の心の休まる場所、楽しいこと、そこまでいかなくても、「別に嫌ではない」ことが見つかったとき、我慢していたときのことなんて簡単に忘れてしまいます。
そうなったとき、我慢が本当に無意味なことが分かります。
 
我慢していた生活が生きるとき、それは「あのときは頑張ったな」などと思いでの一つとして話せるくらいのものです。
 
しかしそれだって、「それなりに要領のいい人間」の思考が無理やりにでも我慢に価値を持たそうとしているにすぎません。
 
 
 
最後にもう一度言います。
 
嫌なことからは今すぐに逃げましょう。
 
逃げるということは「危険を察知したからその場を離れる」という、動物として一番本能的な部分です。本能に逆らうことは自然の摂理に逆らうこと。必ず自分に返ってきてしまうときが来ます。
我慢することにメリットはないですし、我慢は人生最大の敵のストレスを連れてきます。
我慢のない環境になると、我慢していたときのことなんて一瞬で忘れてしまします。残るのは「こんなことならもっと早く…」という思いだけです。