ミニマリストの合理的な生活

30代男性ミニマリストが人生の最適解を追求するブログ

ミニマリストを続けると人生が「ヌルゲー」になる

こんにちは、ミニマリストたくと(@mini_tact)です。

 

ミニマリストを1年~2年とか続けていると、ある日突然「あれ?人生ヌルゲーじゃね?」と感じる日が来ます。

では、それはいったいどんなときに感じるかと言うと「ただ生きているだけ、何もしなくても人生が良い方に向かっていくこと」を感じた瞬間です。 

 

ではそんな奇跡のような瞬間をどうやったら体験できるのか、詳しく説明したいと思います。

 

まず前提として、今の世の中「普通」が結構ハードル高いと思うのですが、どうでしょう?

大学卒業して就職して毎日通勤して、恋愛して結婚して家庭作って、35年ローン組んで家を建てて、朝から晩まで働いて…、これって少し昔には、というか人によっては今でも常識で普通のことだけど、正直冷静に考えたら難易度高すぎて無理ゲーくさくないですか?

私は正直半分以上クリアできる気がしない。

もしこの生活を維持していきたかったら結構必死に毎日頑張らなきゃいけない。必死に頑張るのってしんどいじゃないですか(笑)

いや、みなさん自分の好きなこと・本当にやりたいことをするのには無尽蔵にエネルギーが生まれたり、楽しいことを続けるのが苦ではないことは私は知っています。しかし自分の生活を守る為だけに嫌なことを毎日毎日続けるのは辛いですよね。

 

そして事実、日本では所得・資産の多い人ほどさらに所得を増やし、所得・資産の少ない人はさらに所得を減らしやすくなっています。

図で表すとこんな感じ。

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所得・資産の多い人はさらに上昇・浮上していく力が加わっていて、少ない人はその逆のイメージです。

例えば、資産が数千万から数億ある人なら、利回り3~5%で運用すれば普通の人の生活費くらい生み出せたりします。

対して資産が少ない人は毎日の生活のために日々時間を切り売ってお金を稼がなければいけません。日々の生活で忙しく、収入を増やすために活動することは容易ではありません。また大きな買い物をしたければ借金をするしかなく、払わなくていい利息を払わされます。

 

みなさん実感しているとは思いますが、資産が多い人ほどさらに得しやすい。資産の少ない人ほど損しやすい。ということですね。

 

冒頭でお話した、「ただ生きているだけ、何もしなくても人生が良い方に向かっていく」ようになりたい場合、図の上の方に入っていきたいところです。

もしあなたが図の赤い方にいる場合、下降する力に負けずに青い方を目指すことが大事であるということです。

つまり図の真ん中の部分、点線の位置から上にさしかかった時。その瞬間が「人生がヌルゲーになる瞬間」です。

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大事なのはこの図で言う、「上昇する力」「浮上する力」を生み出すことです。

今資産がいくらあるかは関係ありません。この上昇する力さえ自分自身に加わっていたら人生はヌルゲーになります。

 

さて、ここまでをまとめると、つまり「ミニマリストになると人生が上昇する力が強くなる」ということです。なぜそうなるのか、具体的に説明していきたいと思います。

 

まずミニマリストになると以下のような効果があります。

 

・生きていくことに大してお金がかからない

ミニマリストは物が少ないから小さい家に住めて家賃がかかりません。服装や食事もほぼ決まっていて余計な買い物もしない。「生きるためのコスト」が圧倒的に減らせ、それこそが生きることを楽にする一番の「コツ」です。

情報はすぐに手に入る時代ですから、ミニマリストのブログなんかを漁っていれば、節約術やお金をかけずに楽しく暮らす方法なんてゴロゴロ出てきます。

 

・お金を「使うor貯める」から「増やす」方へシフトできる

お金について少し勉強すれば「お金を現金で持っていても損するだけ」ということや「貯金なんてなんの意味もない」「預金なんて社会のにとってなんの為にもならないただの死に金」ということが分かります。

実際銀行預金って悪手で、ほぼなくてもいいんだけど、一般の人で「銀行預金はしていません」なんて人なかなかいないと思います。普通の人は毎日の生活で忙しく、お金は入ってきてもすぐ出ていくものと思っていて、お金について考える時間もない。

そんな人にとって、例えば「寝てる時間」は時間を切り売りできない、何も生み出せないただの無駄な時間になりますが、お金を増やす思考にシフトできれば寝ている時間にも資産が増え、1日24時間を有効活用できるようになります。「寝ていても勝手に人生がいい方に進む感覚」はかなり人生に安心感とポジティブな思考を生みます。

 

・欲しい物がない

ミニマリストになれば自然と所有物には拘るので、自分には何が必要で何が必要でないか分かってきます。

人はお金が貯まってくると消費したくなる生き物です。数百万の貯金ができてきたら「車でも買うか」とか「賃貸で家賃払うくらいなら家買うのもありかもな」なんて簡単に考えます。小さい出費には気を付けるのに、なぜか大きい買い物の方が財布の紐が緩くなります。

お金が貯まってきたときこそ、この「自分の不要なものが分かる」という能力がめちゃめちゃ大事です。場合によっては収入を増やす能力より大事です。大きすぎる物欲で普通に人生は詰みます

 

・自由な時間が増える

ミニマリズムはお金よりも時間を増やすためにあると言っても過言ではないと考えています。

忙しいという状態にいいことって本当にないです。新たなことを学んだり調べる時間がなくて情弱・カモになりやすいし、愛する人と過ごす時間も減り、ストレスが溜まって美貌や健康を失います。

収入は多いけど忙しいという状況であっても、「収入も得て時間もある」という状態を目指すべきだと思います。

私の部屋はガスコンロがないし、冷蔵庫や電子レンジもないです。服や食事もパターンが決まっているから選ぶ時間がなく、普通の人よりはだいぶ無駄な時間を省いていると思いますが、それでも人生「まあまあ大変だな」と感じています。それらを持っている人ってどうやって暮らしているんだろうかと割りと本気で思います。掃除だけでも人生で結構な時間を取られているのではないでしょうか。

 

・不要な一般常識を捨てることができる

冒頭でお話した、「大学卒業して就職して毎日通勤して、恋愛して結婚して家庭作って、35年ローン組んで家を建てて、朝から晩まで働いて…」という状況、そもそもこれができたからといって果たして幸せでしょうか?

世の中、思考停止状態で「みんなやってるから」という理由だけで行動選択している人結構います。きっとまわりを見渡してもらえれば分かると思いますが。

実はこの「常識」が人生を楽に生きるための一番の敵だったりします。

今、日本で個人の預金総額は1000兆円あります。銀行は本来は貸し付けた利息で利益を上げるべきですが、お金を貸す相手がいないので運用したり国債を買います。ただでさえ社会のためにならない死に金が1000兆円あるのに、政府が「老後2000万円必要」なんて言ったら銀行預金に拍車がかかります。銀行は集めたお金でさらに国債を買いますから、国民が貯金をすればするほど国はお金をジャブジャブ使いたい放題ということになります。

「銀行預金は安心」という常識・なんとなくのイメージだけでろくに考えず行動してしまっている人はかなりいるでしょう。このように、「常識」だと思っていたものは誰かが得をしたいがために作られ植え付けられたイメージだったということはよくあります。(ブラック会社は「正社員」の餌で労働力を釣れるし、35年ローンの利息で銀行は儲けることができますね)

大事なのは、一般常識は一度疑ってみて、本当に自分のしたい、自分に合った生活スタイルを構築することです。

 

 以上のように、ミニマリストになると大きく分けて「経済」「精神」「時間」の面から人生を豊かにできると言えますね。

 

生きるコストを下げることによって金銭的に楽になる。生きるコストが下がれば無駄に働かなくてよくなり、精神衛生にもいいし、自分の時間も増える。精神的にも楽になりポジティブな思考が生まれる。時間ができれば新しいことを学び場合によっては収入アップにも繋がる。

そんないい流れが生まれます。

 

みなさん、抽象的な精神論より具体的な話が好きだと思いますので例をあげると、

手取り30万円あるが月25万円使ってしまう人より、手取り20万円で月10万円もあれば十分暮らしていける人の方が上昇していく力は強い。

毎日休みなく嫌な仕事をして手取り50万円稼ぐ人より、手取り15万円だけど週4日、1日5時間出勤すればよくてフレックスタイム制の人の方が豊かで、将来の収入の伸びしろもあるかもしれない。

お金を使うことでしか喜びを得られない人よりも、自然を感じたり愛する人と過ごす時間を楽しめる人の方が幸せかもしれない。

 

ミニマリズムを知るということは、そんな人生を豊かにするマインドやテクニックを学ぶことだと言えるでしょう。